目次
『お客様の声』が最強の営業マンになってくれる
マーケティングの世界では「お客様の声はキラーコンテンツ」と言われるほどの力を持っています。
ホームページにおいては、『お客様の声の良し悪し』がその成功を左右するといっても過言ではないのです。
なぜお客様の声が重要かというと、先ほども述べたように、今のお客様は私たち経営者のメッセージを信用しなくなってるからです。
アマゾンで本のタイトルに惹かれて本を買おうとしているとき、あるいは、知らないホテルをネットで予約するとき、私たちは必ずレビューをチェックしています。
そして、高い満足度のコメントが多いと、「よし、注文しよう」と行動を起こします。
残念なことに、著者や出版社のコメント、ホテルの支配人のコメントは参考にする程度で決め手にはなりません。
私たちはお客様の声の方を信用するのです。
- お客様の声が、あなたのホームページの来訪客の心をギュッと掴んでくれます。
- お客様の声が、あなたの会社の強みを代弁してくれます。
- お客様の声が、新しいお客様を引き寄せてくれます。
- 逆に、あなたが熱弁を振るえば振るうほどお客様は、あなたの会社から離れていきます。
要するに『お客様の声』が、あなたの会社の最強の営業マンになってくれるのです。
お客様の声をどのように集めるか ?
私がコンサルに入った中小企業の社長に、「お客様の声は非常に大切です。明日からお客様の声を集めてください」とお願いすると、9割以上の経営者が、「う~ん、困ったなぁ~。集める自信がない……」とおっしゃるのです。
たしかに、お客様の声を集める作業は大変です。
お客様に「300~500字ほど書いてください」「お客様のお顔写真を掲載させてください」とお願いしても、嫌がるお客様が多いと思います。
では、どのようにして集めればよいのでしょうか?
集める自信のない方に、そのコツをお教えします。
モニター価格を提示する
契約時に、「今回、モニター価格としてこれだけ割引きしますので、モニターとしてお客様の声をいただけないでしょうか」とお願いすると、「それだけ安くしてくれるのなら協力しますよ」と、快諾してくれるお客様がかなり出てきます。
納入時に依頼してみる
これは石材業界の事例になるのですが、真心込めて良いお墓をつくると、お客様が感動してくれます。ですから開眼納骨法要のタイミングで、「今回のお墓はうちの代表作になります。ぜひお客様の感想をいただきたいのですが、どうかよろしくお願いします」と頼めば、「はい、大変お世話になったので喜んで協力します」と快諾してくれます。
もちろん、お客様の声の取材が終わると、お茶菓子を持参してお礼の気持ちを伝えましょう。
このようなちょっとした工夫をすることで、約半数のお客様が協力してくれると思います。
私がお客様の声を集め始めた頃、「お願いします」と依頼しても、約半数のお客様に断られました。そして、その度にかなり落ち込んでいました。しかし、断られることに慣れてしまうと、いちいちショックを受けなくなりました。
そして、最初の苦労を乗り越えてお客様の声がある程度集まってくると、ホームページにも多くのお客様の声を掲載できるようになります。
すると、その声を読んで来店してくださるお客様が自然に増えてくるので、「お客様の声を書いてあげるのは当たり前のこと」という意識になってくださるのです。
まとめ
お客様の声を集めるのは、最初は大変ですが、その大変さを乗り越えて頑張って参りましょう。
その先にはきっと明るい光が見えて来るはずです。
あなたの会社がさらに発展することをお祈り申し上げます。